滋賀県草津市人口14万人・2024年4月
滋賀県草津市の人口が初の14万人を突破。
近年、急速に街中が活性化している草津市。草津市内には、草津駅と南草津駅といったJR西日本の駅が2駅存在する。この2駅は、全くの正反対の性質を持つ駅として市内に存在する。京都市内や大阪市内は、通勤圏内として、1時間以内で通勤できる利点から関西屈指のベッドタウンとしての人口増加が考えられる。
10年前に歩いた街中と随分変わった姿であると感じる事ができる街であり、今もなお全国においても珍しく、人口が増加している街である。滋賀県内の市町においては、守山市においても人口の増加がみられる。
草津駅
近鉄百貨店、エイスクエア(草津駅前ショッピングセンター)、アルプラザ草津、阪急オアシス草津店。といった、ライフ生活に役立つ店舗が集約され、県内屈指のサービス産業で溢れた街である。それゆえ、駅前には、数多くのタワーマンションがひしめき、子育てしやすい環境が保持されている。
南草津駅
学生の街や、工業が融合した街である。大規模なマンモス大学として関西や関東でも知名度が高い立命館大学。工業の街として、大規模工場が稼働するパナソニック、ダイキン工業など数多くの会社が存在する街である。したがって、数多くの飲食店やタワーマンションが見られる。1994年の駅舎開業時から急激に利用者が増加し、2011年度からは、新快速列車の停車駅として駅圏人口の増加に寄与したと考えられる。
滋賀県内のJR線1日当たり乗客数上位駅(2021年度)
1位 草津駅25,182人
2位 南草津駅 23,148人
3位 石山駅 189,53人
4位 大津駅 15,199人
5位 瀬田駅 15,020人
6位 守山駅 148,82人
7位 近江八幡駅 14,119人
8位 野洲駅 12,128人
9位 膳所駅 10,807人
10位 栗東駅 8,912人
滋賀県内のJR線利用者数において、草津市内の駅が2駅中2駅が上位にランクインする結果となっている。
草津市は、昭和29年の市制施行以来、これまでほぼ一貫して人口が増え続けてきた。しかし、草津市でも6年後の14万7000人をピークに減少に転じると推計されている。
【人口3万人の市から14万人の街に】
草津市の人口は昭和29年の市制施行時、3万人あまり。
それが昭和40年代以降、急速に増え、昭和46年に5万人、昭和49年に6万人、昭和52年に7万人と3年に1万人のペースで増加。
平成6年、市の南部に、立命館大学びわこ・くさつキャンパスとJR南草津駅が開設され、その翌年には人口が10万人に到達。
平成9年にはJR草津駅前に近鉄百貨店の草津店がオープン。
2年後の平成11年には人口11万人。
ただ、その後は増加の速度が下がった。
12万人となったのは10年後の平成21年。13万人となったのは6年後の平成27年。
そして2024年4月24日、13万人から9年を経て14万人に達した。
ここで注目すべき点は、人口が増加する市町もあれば、人口が減少する市町も存在する事である。
全国的に若年層の人口が見られる滋賀県。若い力で地域を盛り上げ、次世代につなげたい。