高校サッカー滋賀・野洲・近江|青森山田・決勝戦戦績
第102回、全国高校サッカー選手権、滋賀県代表の近江高校は滋賀県勢18年ぶりの決勝戦に駒を進めた。前回は、第84回大会において決勝戦進出。滋賀の公立、野洲高校が全国高校サッカー選手権で優勝を成し遂げた。当時、3年生、青木孝太と2年生、乾貴士(元日本代表)の活躍により一躍話題となり、その華麗なるプレーはファンを魅了し「セクシーフットボール」という名を全国に広め滋賀のサッカーが有名となった。しかし、以後、県勢から出場する学校も注目校に挙げられるも、全国制覇の翌々年86回大会から101回大会まで3回戦のピッチを踏むことすらできなかった。
ここで注目されるのが、野洲高校が「全国制覇」する以前の県勢成績は、どのような結果を残していたのか疑問を持つことだろう。
野洲高校の戦績
第84回
野洲高校[2005年] 1回戦 野洲2-0修徳(東京A)○
2回戦 野洲3-2四日市中央工業(三重県)○
3回戦 野洲4-0高松商業(香川県)○
準々決勝 野洲1-1大阪朝鮮(大阪府)PK3-1○
準決勝 野洲1-0 多々良学園[現:高川学園](山口県)○
決勝 野洲2-1鹿児島実業(鹿児島県)○
第83回 草津東高校 2回戦
第82回 守山北高校 2回戦
第81回 野洲高校 3回戦
第80回 草津東高校 2回戦
第79回[2000年] 草津東高校
1回戦 草津東3-0郡山(福島県)
2回戦 草津東3-1桐蔭学園(神奈川県)
3回戦 草津東2-1星稜(石川県)
準々決勝 草津東2-1遠野(岩手県)
準決勝 草津東2-0青森山田(青森県)
決勝 草津東0-3国見(長崎県)
第78回 草津東高校 ベスト8
第77回 草津東高校 2回戦
第76回 草津東高校 2回戦
第75回 水口高校 2回戦
第74回 守山北 2回戦
野洲高校が「全国制覇」する以前も第79回大会の準優勝を除き、目立った成績を残せていなかった。しかし、一定数のプロサッカー選手を輩出していた。この戦績を踏まえると、滋賀県勢は公立高校が覇権し私立学校が優勝することはなかった。また近年、近江高校、綾羽高校が出場し私立高校の躍進が目立ってきている。そして、第102回大会で決勝戦進出を果たし結果を残すことができた。それゆえ、今後の滋賀県高校サッカー界の行方は未知数であり、更なる私立学校が覇権する可能性も否めない。
21世紀における歴代滋賀県代表 青森県勢との対戦成績
2024 決勝 近江1-3青森山田(青森県)●
2018 2回戦 草津東0-6青森山田(青森県)●
2017 2回戦 草津東0-5青森山田(青森県)●
2012 1回戦 野洲1-1青森山田(青森県)PK2-4●
2000 準決勝 草津東2-0青森山田(青森県)○
21世紀における選手権:優勝回数と準優勝回数
青森県代表 優勝3回 準優勝3回 (青森山田高校)
滋賀県代表 優勝1回 準優勝1回 (優勝:野洲高校 準優勝:草津東高校)
近江高校の全国大会「決勝」戦績
[野球]
2001夏の甲子園 近江2-5日大三高(東京都)
2022選抜甲子園 近江1-18大阪桐蔭高校(大阪府)