近江vs綾羽｜夏季高等学校野球選手権2024滋賀大会・準決勝

2024年7月25日（木）夏季高等学校野球選手権　滋賀大会準決勝　マイネットスタジアム皇子山　近江高校と綾羽が対戦した。決勝進出に向けた大事な一戦であった。

綾羽は甲子園のかかる場面で近江に敗れ続けてきた。2008年の決勝、18年の決勝、19年準決勝、21年準決勝の時、後一歩で甲子園が見えるという場面で負けてきた綾羽。近江は、6大会連続の夏甲子園を目指す大会であった。

近江高校は、堀が先発。初回、綾羽打線は、小川が四球で出塁すると、北邑がセンター前ヒットで出塁、ダブルスチールで2・3塁にランナーを進めると４番・横井川のセンター前2点タイムリーヒットで先制する。５番・小代に四球を与えた後、初回から堀に代わり河越大輝[大津瀬田ボーイズ]がマウンドにあがる。６番酒井にライト前ヒットを浴び、ワンアウト満塁のピンチを背負うも北川が1-2-3のダブルプレーにより2点止まり。

1回裏、近江は、吉田、石原、長村の三者連続ヒットでワンアウト満塁のチャンスを迎え、期待の1年生・箕浦が押し出し四球を選び2-1と一点を返す。しかし、後続の市原がサードゴロダブルプレーに打ち取られ三者残塁。

2回表、綾羽打線は、河越の前に、武村、北川、小川が三者連続三振に打ち取られスリーアウト。

2回裏、近江はツーアウト1塁2塁のチャンスを作るも吉田が凡退。

五回表、綾羽は、北川、小川の連続ヒットの後、北邑のレフトへの2点タイムリーツーベースにより2点をあげ、4-1とリードを広げる。尚も、ワンアウト満塁のチャンスを作るも、小代、酒井が打ち取られ三者残塁。

5回裏、河越の代打、森島海良がセカンド内野安打、嶋村ヒット、吉田・送りバントでワンアウト2塁3塁から石原のセンター犠牲フライにより4-2とする。

7回表、綾羽は、楠橋がライトへヒットを放ち、横井川が送りバント内野安打、小代のレフトへのタイムリーで一点をあげ5-2。酒井がスクイズで6-2とする。北川のヒットで尚もチャンスを広げ、ここまで好投の武村がセンター前へタイムリー。ここで、近江は、北川から中谷に交代。北川が送りバント内野安打、小川が凡退後、北邑のライトへの2点タイムリーで9-2とリードを広げ7点差コールドゲームを伺う展開を作りあげた。

7回裏、近江は、大石、嶋村、山口が打ち取られ三者凡退でコールドゲームが成立。近江高校の敗戦でXでもトレンド入りになるなど、滋賀県で圧倒的な結果を残した敗戦で騒然となった。

勝利した綾羽は、決勝戦で2009年以来、15年ぶりの甲子園出場を狙う滋賀学園と対戦することになった。なお、綾羽高校が勝てば初めての甲子園出場となる。

綾羽は3回戦、八幡商業高校戦においても、バント、走塁、攻守が目立った。近江は、エラーにならないミスや連係プレーが目立った。終盤に粘り強い近江は、7回の失点が悔やまれる結果となった。

綾羽2000205|9  H16E1

近江1000100|2 H6E1

[7回コールド]

大会6連覇を目指す近江は、準決勝で7回コールド負けとなった。滋賀大会における決勝戦進出は、9年連続でストップとなった。

近江　堀、河越、北川、中谷-石原、高橋

綾羽　武村-北川

先攻:綾羽スタメン

1番:小川 流那(遊)長浜ベースボールクラブ

2番:北邑 流星(三)東近江リトルシニア

3番:楠橋 琉生(二) JBoy’s

4番:横井川 友輝(一)高島リトルシニア

5番:小代 遼太郎(左)滋賀栗東ボーイズ

6番:酒井 飛輝(右)長浜ベースボールクラブ

7番:北川 大夢(捕) JBoy’s

8番:北川 陽聖(中) JBoy’s

9番:武村 晴輝(投)滋賀ヤングスターズ

後攻:近江スタメン

1番: 嶋村 隆吾(中)東大阪北ボーイズ2番:吉田 大翼(遊)福井永平寺リトルシニア

3番:石原宗汰(捕)京都リトルシニア

4番:長村 健太郎(左)堺中央ボーイズ

5番:箕浦太士(一)大津瀬田ボーイズ

6番:市原 悠希(右)大阪ニューヤング

7番:高橋 直希(捕)守山少年野球クラブ

８番:岡本一倖(二)東海ボーイズ

9番:堀一輝(投)堺泉北リトルシニア

近江みんぽう

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