近江八幡市役所・新庁舎が2024年7月より工事開始予定。
近江八幡市役所、新庁舎が2024年7月より工事がスタートされる予定である。50年以上の歴史を持つ近江八幡市役所、長年の思い出や歴史が詰まった建物の西側に新庁舎が整備予定。
近江八幡市は、歴史と文化が豊かな都市。琵琶湖のほとりに位置し、古い町並みや伝統工芸品、そして近江牛などが有名である。平成22年3月21日、近江八幡市と蒲生郡安土町が合併し、面積177.39平方キロメートルの「近江八幡市」がスタート。
6年前、近江八幡市は、すでに着工していた新庁舎の工事を中止するなどの経緯を経て、この度、近江八幡市の庁舎が建て替えられることになった。
新庁舎整備事業は、2014年6月に基本構想を策定して今年で10年目を迎える。
2024年5月9日(木)、起工式が行われた。現在、近江八幡市桜宮町にある近江八幡市役所で行われた。10年の時を経て、新庁舎の工事が今夏スタート予定。現在の市役所、西側に整備される予定である。
新しい市庁舎は地上4階建てで、延べ床面積はおよそ9千平方メートルと、現在の本庁舎のおよそ2倍の広さになると予定されている。
災害時の拠点とするため耐震性能や浸水対策、非常用電源などを備えているほか、水道事業所などが入る南別館をそのまま活用し、行政サービスに必要な機能を集約させる。
6年前に着工していた工事が中止となった原因は、前市長のもと、87億円あまりをかけて庁舎の建て替えを行う計画で、2018年に一度着工した。しかし、工事費を焦点にした建設計画そのものが2回行われた市長選の争点になり、計画の進捗が遅れた事が大きな要因と考えられる。その間、市庁舎建設をめぐる市長選、市議会の議論、建設工事費の高騰など、紆余曲折の壁を乗り越え、今年7月に建設工事に着手できるまでに進んだ。新たに計画された市庁舎は66億円あまりをかけて工事が開始される予定である。
近江八幡市は再来年2026年1月からの新庁舎での業務開始を予定している。また、2024年7月より工事が開始される予定である。
81,782人(令和6年3月31日現在)の人口である近江八幡市。市内には、安土総合支所も存在する。新たな近江八幡がスタートする。長年の工事進行が議論されていたが、今夏スタートする。