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琵琶湖に陸から歩いて行ける島が出現?!-長浜市・奥の洲

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琵琶湖に突如現れた島?!-滋賀県長浜市湖北町

滋賀県長浜市湖北町、道の駅・湖北水鳥ステーションから約2km南下した所に陸から歩いていける島がある。

今まで、陸から歩いていける島なんて琵琶湖に存在したっけ?!観光客もこんな多かった?!

そう、ここは今年度(2023年度)、夏から秋にかけての好天により、気温が高く日照時間が長く雨が少雨の影響で、琵琶湖の水位低下によってもたらされた『島』なのである。

今年度は、琵琶湖の水位が低下していることにより、動物の生態系にも大きく影響が出て様々な問題が深刻化しているのではないかと考えられる。理由としては、温暖、水位低下によりロシアや中国大陸から飛来する水鳥が少なく感じる点。もう一つは、水位低下による直接的な因果関係は、証明できないが、滋賀県大津市の大津港で水鳥が50羽浮かんでいたいう情報が県の情報が出ている。滋賀県の三日月知事は、水鳥からインフルエンザ等の感染症の影響が懸念される為、「餌をやらない・触らない」「動植物に配慮した行動」をすることで自然環境を守ることを説いた。

ところで、この島の名前は、「奥の洲」と呼ばれる景勝地である。近くには、湖北野鳥センター・湖北水鳥湿地センターと道の駅・湖北水鳥ステーションがあるように、野鳥観察の名所として多くのカメラマンが集まるスポットであった。そして、洲のヨシ群落に集まる水鳥は、カメラマンを魅了し感動させる程、素晴らしかった。しかし、陸から、島に往来できるようになってから、珍しい「現象」を一目でも見ようと、降り立ってみようと例年の観光客のキャパシティを超える連日たくさんの観光客が訪問している。そこで、いくつかの問題が生じている。滋賀県が条例で保全を努める保護地区に指定されたヨシの群落が観光客によって踏み潰されている点。駐車場から小島へ行く際の無理な道路横断。ゴミや騒音、写真撮影の際周りとの接触。管理人がいない為、今後も様々な問題が生じる恐れを懸念したい。

今後、雨が多く降ったり春の雪解け水により、いつまで島に訪問できるか分からない「奥の洲」。訪問する際は、元々、湖である影響で足場がぬかるんでいる所があり、長靴や、運動シューズ等、汚れの気にならない靴を持参する事をオススメしたい。

島を探索すると、琵琶湖では沖島(近江八幡市)に次いで2番目に広い竹生島(長浜市)を見ることができたり、島には、沢山の貝殻が落ちている。それゆえ、琵琶湖の環境についてより一層考える機会を持つことができるのではないかと考えられる。そして、琵琶湖の環境を考えるきっかけが、水資源を守り、水の無駄使いの防止や生態系について考えていくことに繋がると感じる。

以下は、Googleマップの所在地「奥の洲」である。

マップでも分かるように本来は、「湖」に浮かぶ島なのである。

2024年3月現在、冬場の降雨のため、雨量が満たされ陸続きではなくなった。

この光景を見るのは、何年後になるだろうか?今後も見れるのか貴重なけ光景であった。

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主に、2025年滋賀国スポ・障スポ(国体)に向けたスポーツ配信と滋賀県の開店・閉店情報をお届け。また、滋賀の観光・グルメ・生活情報、イベント発信を通して「近江の国」を全国に発信することがコンセプトのローカルメディア。 『みんぽう』とは、民報・三方(さんぽう)という意味が込められている。古来から伝わる近江商人の理念「三方よし」を具現化し「近江の国」を全国に発信する事で滋賀県を盛り上げ地域社会に貢献する取り組みを行う。
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