滋賀学園vs有田工業|2024第106回全国高等学校野球選手権
第106回全国高等学校野球選手権大会が2024年8月7日に開幕した。
大会第1日目第1試合は、滋賀学園高校(滋賀県)と有田工業高校(佐賀県)との対戦となった。
開会式直後のプレーボールとなり緊張感が漂う雰囲気が球場を包んだ。始球式には、開場から100周年を迎えた甲子園球場を記念し江川卓[作新学院高校→法政大学→読売ジャイアンツ]の始球式となった。
この日、開会式後という事もあり沢山の高校野球ファンが駆けつけ、話題のゲームとなった。
試合は、先攻の滋賀学園が、先頭の多胡が四球を選び、2番・國仲が追い込まれるもバントを決めワンアウト2塁。3番プロ注目の岩井がライト前ヒットにより、1塁3塁とチャンスを広げ4番・岡田がセンター正面へライナーを放つも打球の速さが功を徹しセンター井崎が逸らすも記録は、2点タイムリーツーベースとなり先制する。後続の作田の打席でワイルドピッチにより3点目を得点する。
一回裏、有田工業高校の攻撃は、脇本の前に三者連続三振を喫する。
試合は、有田工業高校の石永が持ち直し流れを持ち戻す。3回裏、ツーアウトからサード東坂の暴投でランナーを置き1番・丸田がライト前へポテンヒットを放ち1点を返す。
4回裏、有田工業は、ノーアウト1塁2塁で4番・山口がタイムリー6番・畑元の所でワイルドピッチ で同点、更に石永がライトへ勝ち越しタイムリーを決め4-3と逆転する。脇本は、途中交代により高橋がマウンドに上がりピンチを切り抜ける。
五回表、岩井のヒットからチャンスを作り、5番・仲田のタイムリーで同点に追いつく。
試合は、7回まで、有田工業・石永、滋賀学園・高橋の両サウスポーの変化球で打ち取るピッチングがはまり、4-4同点のまま迎える。
8回表、東坂のヒット後、二者連続バントエラーを誘い、ノーアウト満塁となる。9番・杉本がセンター前へ弾き返し、打者1人の生還と思われるも井崎のエラーにより2者が生還。2番・國仲がレフトへタイムリーを放ち再び、大古場の捕球がもたつく間に二者が生還。8-4と有田工業のイニング4つのエラーにより点数をあげる。
9回表、仲田のスリーベースを皮切りに東坂のタイムリー、このイニング2つ目のエラーにより2点を追加する。
9回裏、二者連続ヒット後、ワンアウト1塁2塁から川尻、井崎の連続タイムリーで2点をあげるも試合は、10-6で滋賀学園が逃げ切った。
有田工業は、試合終盤の6つのエラーが地名的となった。滋賀学園を上回る13本のヒットを放つも単打のみであり得点に結び辛かった。2年生選手のベンチ入りが多い有田工業、この経験を来年に活かしたい。
滋賀学園は、夏初勝利を収めた。2009年以来の2度目出場。前回は、智弁和歌山に完封負けを喫してから15年。夏の初勝利を掴んだ。開幕戦後の試合において滋賀県勢は、3連勝となった。 滋賀県勢の開幕戦は1986年・甲西7-0三沢商、2017年・彦根東6-5波佐見に次いで今回2024滋賀学園10-6有田工業3において3戦3勝。
次戦、2回戦、大会7日 第4試合、滋賀学園高校は、花巻東高校と対戦する。
滋賀学園 300|010|042 10 H12E2
有田工業 001|300|002 6 H13E7
滋賀学園 スタメン
先攻:滋賀学園スタメン
1番:多胡 大将(二)大阪福島リトルシニア
2番:国仲 優星(右)浦添ボーイズ
3番:岩井 天史(遊)豊田リトルシニア
4番:岡田 幸大(一)白山リトルシニア
5番:仲田 隆玖(左)北谷ボーイズ
6番:東坂 愛琉(三) 北河内大東ボーイズ
7番:作田 健太(中) 奈良葛城ボーイズ
8番:脇本 耀士(投)東住吉リトルシニア
9番:杉本 晴基(捕)柏原市立柏原中学校
有田工業 スタメン
1番: 丸田真太郎(二)
2番: 川尻泰翔(三)
3番: 井崎蓮(中)
4番: 山口大誠 (一)
5番: 塚本光貴 (右)
6番: 畑元大雅(捕)
7番: 石永煌希(投)
8番: 前田壮梧 (遊)
9番: 大古場彩斗 (左)