滋賀学園・岩井天史|滋賀県ドラフトレポート2024
~滋賀県 ドラフト2024レポート~
滋賀学園 岩井天史[豊田リトルシニア・愛知県]愛知県岡崎市出身
184cm72kg、長身細身のプロ注目ショート。第106回全国高等学校野球選手権・準々決勝vs青森山田高校戦の試合終了時には、大学進学を決意し、4年後にプロとして上位指名に期待がかかる。
通算5発、コンパクトなスイングで左右に弾き返す左の好打者。1年生の秋から3番・遊撃を担う。兄:岩井天斗[享栄高校→名城大学]も剛腕投手としてドラフト候補の一角として名が上がる。
野球センスを高評価される好ショートで、まだまだ心身共に成長が期待される選手。
2024年夏の甲子園・第106回全国高等学校野球選手権(3年生)で甲子園デビューを果たす。
初戦の有田工業高校(佐賀県)との試合では、ライト前へ2本のヒットを放ち、好走塁で生還するなど全国にアピールした。また、守備でも華麗にこなし、高校野球ファンから注目を集める選手となった。大会3回戦vs霞ヶ浦戦では、再三の身のこなしの良いプレーから元、帝京高校監督、前田監督より「身のこなし」を絶賛された。ショートライナーやゴロを軽快に裁き強肩を全国の舞台でアピールした。
vs花巻東、vs霞ヶ浦戦においては、再三の高守備を全国にアピール。準々決勝の青森山田戦では、2安打と打撃力・対応力を見せつけた。甲子園においても活躍を果たしチーム初のベスト8の原動力の起点となった。
投手としても最速140キロをマークする長身右腕であり、身体能力の高さが伺える。2024夏の滋賀県予選において、準決勝・草津高校戦において9回に、投球練習の間がない中、ショートからマウンドに上がる。投球練習で肩が作れていない中でも140km/h台のストレートを投げ込む。制球に苦しむも、トリプルプレーを奪うなど運要素も備えている。
滋賀学園・岩井天史が、春季高校野球 滋賀大会3回戦vs綾羽高校戦3安打1打点と奮闘。
プロ野球4球団が視察に訪れる中、身体能力の高さを発揮。
2023春季高校野球・滋賀大会、初回、綾羽高校の好投手、小森結斗[滋賀野洲ボーイズ・滋賀県]1死二塁から右翼フェンスに直撃する適時二塁打で先制。3回先頭ではセンター前ヒットを放つ。4回1死二塁からは左前への二塁打を放ち、続く4番バッター岡田幸大[白山シニア・石川県]左前打で二塁から50メートル6秒0の快足を飛ばして一気にホームへ生還する活躍。8回には、犠打でランナーを進めるチームプレー。
春季高等学校野球大会・近畿大会vs智弁和歌山高校戦でもヒットを放ち、近畿地区のファンにも注目を集める存在となった。
[中日・山本将道スカウト ]
2023年10月22日vs履正社高校(秋季高校野球 近畿大会1回戦)
「スローイングが安定していて、しっかりと守れる。スピードもある。あとはパワー。これは、これから体ができていけばついてくると思います。打撃はコンパクトに振れる」
[巨人・榑松伸介スカウト次長 ]
2024年4月29日vs綾羽高校(春季高校野球滋賀大会3回戦)プロ野球4球団視察
「とにかくしなやか。走攻守に高いレベルで野球センスを感じる3拍子そろったプレーヤーですね。夏に向けてワンランク上がるでしょうから、楽しみです」
「体が大きく、スケール感がある。高いレベルで走攻守三拍子がそろっている。動きがしなやかで、かっこいい。これからも追いかけたいと思います」
[阪神タイガース・筒井和也スカウト]
2024年5月4日vs比叡山高校(春季高校野球滋賀大会準決勝)プロ野球4球団視察
「素材型で将来性がある。バッテイングも当て勘が良い」
[広島東洋カープ・鞘師智也スカウト]
「ミート力があり、肩が強い」
2024年5月26日vs智弁和歌山高校(春季高校野球近畿大会1回戦)プロ野球9球団視察
2学年上には、横浜DeNAベイスターズ育成2巡目で指名された鈴木蓮[大東畷ボーイズ]がいるなど、大学野球においても活躍する選手が多い滋賀学園高校。
滋賀学園高校3人目のプロ野球選手として2024年度、プロ野球ドラフト会議での指名が期待される。滋賀県として、3年連続での高卒プロ野球選手輩出へ後押ししたい。