滋賀の街で見かける黄色い花々『オオキンケイギク』
特定外来生物『オオキンケイギク』を見たことは、ありませんか?
コスモスやレモンマリーゴールドに似た黄色い花が咲いているのを見たことがありませんか?
滋賀県内においても近年、増え続ける花の一つである。愛知川、野洲川など琵琶湖と繋ぐ大きな支流河川においてもオオキンケイギクを見かける。
また、街中や県道の主要道路においても咲き乱れる。近隣には、田んぼが密接しているが、オオキンケイギクが近接し生態系がどのようになるかが危ぶまれる。
黄色の花が、河川敷や公園、線路脇に咲いていて「綺麗」と思った方も多い事でしょう。
しかし、オオキンケイギクは繁殖力が非常に強く、定着した場所でほかの在来の植物を衰退させるなど、日本の生態系に重大な影響をおよぼすおそれがある花なのです。
オオキンケイギクはきれいな花を咲かせ、強く育つことから「ワイルドフラワー」として、かつて鑑賞用や道路・堤防の緑化に利用されました。その一部が野生化し定着している。
この花は、5~7月頃が特定外来生物「オオキンケイギク」の開花時期です。
平成18年に外来生物法により「特定外来生物」に指定された。日本の植物に影響を及ぼす可能性があるとされている。
滋賀県内でも、野洲市、守山市(野洲川の河川敷)、湖南市、竜王町、東近江市、近江八幡市、編集部が通った6市町、全ての場所で見かけたのです。
繁殖力が非常に強く、定着した場所でほかの在来の植物を衰退させる恐れがあるので、米や農作物に影響がでる可能性が考えられるのです。その結果、食物連鎖にも、影響が出る可能性があると考えられる。せっかく、育てた野菜や果物に影響が出ればどのような気持ちになるでしょう。オオキンケイギクが深刻であることは、今や自治体においても議論されている。
九州や四国では、深刻な問題から役所が注意喚起をするなど、今後、日本における植物界に対する危惧が啓発されているのです。決して、持ち帰って花壇やプランターに植えつけしてはいけません。